全てを破壊したかった600族シングル前編
オタクなので気持ちよくなりたかった──
話は11月上旬までさかのぼる──
ルール募集のコメント欄に気持ちよくなりたい一心で爽快感の塊のようなルールを叩きつけたとき、私には一つの確信があった。
プールはフォルムチェンジまで含めてもたったの76種(見せあい画面で600以上ではないといけないのでメガシンカポケモンはメガ前も600以上のみ)。限定ルールならではの何が最強かを探すゲームができるに違いない。つまり、
──リトルカップのイーブイのような最強ポケモンを見つけそれを押し付けて気持ち良くなれるはず──
こういうことである(宣伝)。
今思えばこの時点で間違えていたのかもしれない。
リトルカップのイーブイは特性とz技が禁止級に強いのが最強たる所以だったが、このルールは全ての禁止級ポケモンが当然禁止級の強さを持っているので似たようなズルが難しいのは自明だったのだ。
しかしそんなことにも気づかないままタテて気持ちよくなりたい欲に従い、トリルか積みやんなあなどと考え始めるオタク。
そしてそんなオタクの悪いところを全開にしながらの考察は進み、ある程度お互いが使いそうなポケモンが絞れてきた段階でとうとうこいつが飛び出す。
深夜テンションオタク~~~~~~~!
ミュウツーの両壁挑発からバンギが2龍舞ですべてを破壊することを思いついてしまったが最後、そこに突っ走り始めるオタク。
こんなノリでパーティは完成していくのだった(後編へ続く)